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再生エネルギー 廃棄うどん メタンガス 発電装置  [再生エネルギー 廃棄うどん メタンガス 発電装置]

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地球環境を守るためのエコな取り組みが推奨される近年、
なんとうどんで発電ができる仕組みが完成したそうです。

開発したのは、「うどん県」としても知られる香川県の機器メーカー。
本日24日から、送電をスタートするそうです。

-----以下、毎日新聞 12月24日11時24分 より引用-----



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<再生エネルギー>廃棄うどんカスのメタンガス使う発電装置

「讃岐うどん」の本場・香川県で、大量に出る廃棄うどんを
再生エネルギーとして無駄なく活用する取り組みが始まる。

これまでにも廃棄うどんからバイオエタノールを作ってきたが、
その過程で出るカスの処理が課題だった。

高松市の機械メーカー「ちよだ製作所」が、
カスから取り出したメタンガスで発電する装置を開発、24日午後に送電を始める。


香川県内には約800の「讃岐うどん」店があり、
うどん用小麦粉使用量(2009年)は全国トップの約6万トン。

うどんを打つ際の切れ端や、ゆでてから時間が経過した麺など、廃棄うどんが大量に出る。


ちよだ製作所は09年、独立行政法人・産業技術総合研究所四国センター(高松市)などと
廃棄うどんからバイオエタノールを作り出す事業を開始。
その過程で出る残りカスの活用策を考えていた。

12年7月に再生可能エネルギー固定価格買い取り制度がスタート。
メタンガス発電の採算見通しが立ったため、事業化を決めた。


今年5月に敷地内に直径、高さがともに約8メートルの円筒形の発酵タンクを設置。
温度が35度に保たれたタンク内にはメタン菌が入っており、
廃棄うどんカスを入れると発酵が進んで30日間でメタンガスが発生する。
そのガスを敷地内で燃やして発電する。


1日3トンの廃棄うどんを処理でき、1年に一般家庭40~50世帯分の年間使用量に相当する
18万キロワット時を発電できる。

年間700万円の売電収入に加え、廃棄うどん引き取りによる処理収入も見込め、
工事費を含む施設費約8000万円は約8年で回収できる計算だ。


ちよだ製作所の池津英二社長(74)は「以前は廃棄うどん処理に燃料などエネルギーを使ったが、
これからはエネルギーを作り出せる。
気象によって左右されることもなく、計画的に発電できる」と話している。


-----以上、毎日新聞 12月24日11時24分 より引用-----

うどんを作るのに年間で6万トンの小麦粉が必要って、スゴいですね。

これまで棄てられていたうどんカスが再利用されることで、
うどんカスを処理する手間やコストが大幅にダウンするだけでなく、
売電収入もあって、さらに一般家庭にまで電力供給ができるというのは、
かなり画期的だと思います。

これから規模が広がるといいですね。

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